メディアで「働き方改革」の文字が踊るようになりました。

東北で起きた大震災の直後に物資を届けるために福島や仙台を訪れました。電気・水・モノを豊富に使う都会での暮らしを支える地方の姿を見て自分流の働き方改革が必要だと思い、会社員として働きながら自宅に帰ってからモノづくりを始めました。

「働く」ということには様々な視点があると思います。我々が生きていくためには、第一に水や食料、第二に道路・電気・鉄道などのインフラ、第三に住居・衣類・電気製品などの生活必要物資がなければなりません。これらを供給する仕事は「生産労働」です。

「働き方」と言っても「労働時間をずらす」とか「労働時間を減らす」といったことではなく、非生産的な行為でお金を稼ぐことより、生産的な行為で社会にモノを供給することが大切なのではないかと思います。

元気に働くためには生き甲斐や目標も必要です。働くことを楽しめないと続けられません。モノづくりという生産労働に中には、未知のものに出会う機会や学ぶ機会がとても多いと感じます。何か新しいことに取り組むたびに、道具・材料・技術などを学ぶ必要があります。この学ぶ機会ができることが楽しいと感じます。そして何か一つのことをやり遂げると次の目標が出来ますから終わりがありません。

知識や技術が身につくことは喜びであり、それが延々と続くことは生き甲斐に結びつきます。その結果として、誰かに何かの役に立つモノを提供できればさらに嬉しい。そういうことを伝えていければ良いと思い毎日ブログの記事を書いています。